鉛筆とシャープペンを、けずるか芯を出すか、濃さと折れやすさ、テストや絵といった使う場面で比べる説明文です。家で計算問題を解く場面などの具体例が、どの観点の説明なのかを確かめながら読みましょう。
字を書く道具として、鉛筆とシャープペンはどちらもよく使われる。筆箱の中に、両方を入れている人も多い。
鉛筆は、木の軸の中に芯が入っていて、けずると芯が出てくる。書いているうちに先が丸くなるので、鉛筆けずりでくり返しけずる。使うほど短くなり、最後は持てないくらい小さくなる。芯はどうか。太いので、強く書いても折れにくい。ねかせて書けば太い線が引けるし、広いところをぬりつぶすこともできる。先がとがっているときと丸くなったときで、線の太さが変わる。同じ一本で、細い線も太い線も書けるということだ。
同じことをシャープペンで見てみる。シャープペンは、細い芯を本体の中に入れておき、後ろをノックすると少しずつ出てくる。本体は短くならず、芯がなくなったら新しい芯を足して使い続ける。けずる道具はいらないが、芯を入れ忘れると書けなくなる。芯は、とても細いので、いつも同じ細さの線が書ける。そのかわり、強くおすとすぐに折れ、折れた芯が机に散らばる。濃さは、鉛筆もシャープペンも、芯の種類を選んでかえられる。
芯の太さのちがいが、そのまま書ける線のちがいになっている。
課題
字を書く道具として、鉛筆とシャープペンはどちらもよく使われる。筆箱の中に、両方を入れている人も多い。
鉛筆は、木の軸の中に芯が入っていて、けずると芯が出てくる。書いているうちに先が丸くなるので、鉛筆けずりでくり返しけずる。使うほど短くなり、最後は持てないくらい小さくなる。芯を見ると、太いので、強く書いても折れにくい。ねかせて書けば太い線が引けるし、広いところをぬりつぶすこともできる。先がとがっているときと丸くなったときで、線の太さが変わる。使う場面はどうか。小学校の低学年でよく使われる。持ち方を覚えるときに、太い軸と折れにくい芯が合うからだ。マークシートのテストでは、黒くぬりつぶす必要があるので、鉛筆が指定されることが多い。絵をかくときも、線の太さや濃さを変えやすい鉛筆が使われる。
図工の時間、下がきのために鉛筆をねかせて、空の広い部分をさっとぬる。太くやわらかい線が、紙の上に広がる。次に先をとがらせて、人の顔の細かい線をかく。一時間かくうちに先は丸くなり、休み時間には鉛筆けずりの前に列ができる。筆箱の中には、短くなった鉛筆が何本も入っている。
シャープペンでは、話がちがってくる。シャープペンは、細い芯を本体の中に入れておき、後ろをノックすると少しずつ出てくる。本体は短くならず、芯がなくなったら新しい芯を足して使い続ける。けずる道具はいらないが、芯を入れ忘れると書けなくなる。芯はとても細いので、いつも同じ細さの線が書ける。そのかわり、強くおすとすぐに折れ、折れた芯が机に散らばる。濃さは、鉛筆もシャープペンも、芯の種類を選んでかえられる。さらに、学年が上がって、細かい字をたくさん書くようになると使われることがふえる。ノートの小さなます目に字を書いたり、計算を長く続けたりするとき、けずらずに同じ細さで書けるからだ。中学校や高校では、シャープペンを使う人のほうが多くなる。
たとえば、家で算数の計算問題を解く。小さなます目に、数字を一けたずつ書いていく。線の細さがいつも同じなので、ます目からはみ出さない。三十分たっても、けずりに立つ必要はない。ただ、あせって強くおしたときに、芯がぽきりと折れて、黒いかけらがノートの上に散らばる。息でふき飛ばし、ノックしてまた書き始める。けずらずに同じ細さで書き続けられる。そのかわりに、折れた芯とつき合うのがシャープペンなのだ。
課題
筆記用具として、鉛筆とシャープペンはいずれも広く使用されている。筆箱の中に、両方を入れている人も多い。
鉛筆は、木の軸の内部に芯が収められており、削ると芯が現れる。書くうちに先端が丸くなるため、鉛筆削りで繰り返し削る。使用するほど短くなり、最終的には持てないほど小さくなる。芯に目を向けると、太いため、強く書いても折れにくい。寝かせて書けば太い線が引け、広い面を塗りつぶすこともできる。先端が尖っている時と丸くなった時とで、線の太さが変化する。次に、使用場面である。小学校の低学年で多く使用される。持ち方を習得する際に、太い軸と折れにくい芯が適するからである。マークシート式の試験では、黒く塗りつぶす必要があるため、鉛筆が指定されることが多い。絵を描く際も、線の太さや濃さを変えやすい鉛筆が用いられる。
たとえば、図工の時間の下描きでは、鉛筆を寝かせて、空の広い部分を一気に塗る。太く柔らかな線が、紙の上に広がる。次に先端を尖らせて、人物の顔の細部を描く。一時間描くうちに先端は丸くなり、休み時間には鉛筆削りの前に列ができる。筆箱の中には、短くなった鉛筆が何本も入っている。
これに対して、シャープペンは、細い芯を本体の内部に収めておき、後端をノックすると少しずつ出てくる。本体は短くならず、芯がなくなれば新たな芯を補充して使用し続ける。削る道具は不要であるが、芯を補充し忘れると書けなくなる。芯はどうか。極めて細いため、常に同一の細さの線が書ける。その一方で、強く押すとただちに折れ、折れた芯が机上に散乱する。濃さは、鉛筆もシャープペンも、芯の種類を選んで変更できる。さらに、学年が上がり、細かい字を多量に書くようになると使用が増える。ノートの小さなます目に字を書いたり、計算を長時間継続したりする際、削らずに同一の細さで書けるからである。中学校や高校では、シャープペンを使用する人の方が多くなる。
自宅で算数の計算問題を解く際は、小さなます目に、数字を一桁ずつ記入していく。線の細さが常に同一であるため、ます目からはみ出さない。三十分経過しても、削るために席を立つ必要はない。ただし、焦って強く押した際に、芯が折れて、黒い破片がノートの上に散乱する。息で吹き飛ばし、ノックして再び書き始める。
こうして、芯の太さという一点の相違が、使用場面の相違にまで及ぶのである。
課題
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